ローズマリー・カンファー精油の特徴と効果|嗅覚反応分析|メディカルアロマ
ローズマリー・カンファーとは
前回ご紹介したローズマリー・ベルベノンと同じ植物ではあるものの、成分が少し変わってきます。
ローズマリー・ベルベノンの特徴
ローズマリーの学名“Rosmarinus”は
海のしずくを意味してるんだって!
ローズマリーの花が滴のような形をしていることに由来しているそうです。
また、聖母マリアにちなんで“マリア様のバラ”と呼ばれたりもしています。
ローズマリー・カンファー精油の基本情報
名前 | ローズマリー・カンファー |
嗅覚反応分析での分類 | 左上 |
学名 | Rosmarinus Officinalis |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 花と茎 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な成分 | ケトン類 カンファー など 炭化水素類 α−ピネン など |
注意事項 | 乳幼児・妊産婦・授乳中・てんかん患者には使用しない。 |
ローズマリー・カンファー精油の薬理作用
代表的なもの、評価が高いものを書いています。
主な薬理作用 | 薬理作用の詳細 | 評価(最高☆5) |
---|---|---|
神経刺激作用 | 神経系を刺激して、活動を増大させる働き | ☆☆☆☆ |
筋肉弛緩作用 | 筋肉の緊張を和らげる働き | ☆☆☆ |
粘液溶解作用 | 痰や鼻水などの粘液を溶解する働き | ☆☆☆ |
胆汁分泌促進作用 | 胆汁の生成を促して分泌を活発に行う働き | ☆☆☆ |
胆汁排出促進作用 | 堪能を刺激して、胆汁の排出を促進させる働き | ☆☆☆ |
脂肪溶解作用 | 体内の脂肪を消費しやすいように溶解する働き | ☆☆☆ |
リラックス作用 | 緊張を和らげ落ち着かさせる働き | ☆☆☆ |
その他の作用
静脈鬱血除去作用
通経作用 など
参照:嗅覚反応分析士 入門講座テキスト
嗅覚反応分析士 基礎講座テキスト
ローズマリー・カンファー精油の禁忌・注意点
ケトン類を多く含むため、
乳幼児・妊産婦・神経系等の弱い患者、てんかん患者には使用できません。
ローズマリー・ベルベノンと違ってカンファーは使用できないので、使うときはどちらのローズマリーか確認してから使いましょう!
使い方・アドバイス
ローズマリー・カンファー精油の特徴は、筋肉弛緩作用!
筋肉痛やリウマチなんかにもおすすめになります。
嗅覚反応分析でのローズマリー・カンファー精油
嗅覚反応分析的分類では、左上分類となります。
そのため、左上が少ない人にローズマリー・カンファー精油がおすすめになります。
左上が少ない人の特徴
嗅覚反応分析における各タイプの特徴は、こちらの記事にまとめています。
※ 全員に当てはまるわけではありません。
【嗅覚反応分析:左上用】症状別メディカルアロマレシピ
嗅覚反応分析の結果、左上が少ない人にオススメな症状別アロマレシピを紹介します(^^)
<レシピ>
- ユーカリレモン精油 20滴
- ローズマリー・カンファー精油 10滴
- ペパーミント精油 10滴
- キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:3回
1回の使用量:3〜4滴
使い方:腹部・背中に塗布
<注意>
乳幼児・妊産婦・神経系等の弱い患者・てんかん患者には使用しないこと。
<レシピ>
- ペパーミント精油 5滴
- レモンバーム精油 5滴
- ローズマリーカンファー 10滴
- キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:3回
1回の使用量:3〜5滴
使い方:みぞおちに塗布
<注意>
乳幼児・妊産婦・神経系等の弱い患者・てんかん患者には使用しないこと。
<レシピ>
- ユーカリ・ディベス精油 5滴
- ラベンダースピカ精油 10滴
- ローズマリーカンファー精油 10滴
- キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:3回
1回の使用量:3〜5滴
使い方:みぞおちに塗布
<注意>
乳幼児・妊産婦・神経系等の弱い患者・てんかん患者には使用しないこと。
※ メディカルアロマレシピを作成するときは、精油の品質に注意しましょう。
※ 精油の使用は自己責任です。持病がある場合等はかかりつけ医にご相談ください。
終わりに
アロマ界では3種類に分かれるローズマリー。
それぞれに特徴的な効果(薬理作用)や禁忌・注意事項が違います。
あなたが使おうとしているローズマリーがどのタイプか?は確認するようにしましょう!
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