アロマで始める30代からの体質改善
”嗅覚反応分析”@Brest.の島永 卓郎です。
今日から少しずつ、精油の個別プロフィールを紹介していきたいと思います。
まず第一弾はラベンダー精油についてご紹介していきます(^^)
・ラベンダーの特徴
・どんな成分か?
・薬理作用について
・ラベンダーの使い方
使いこなそう!

ラベンダー・アングスティフォリア
その中で、一番スタンダードなやつが
ラベンダー・アングスティフォリアになります。
みんなが「ラベンダー」っていうのは、
主にラベンダー・アングスティフォリアのことをさしてると思います。
(以降、省略してラベンダーと書きます)
ラベンダーの特徴
ラベンダーの語源は、
ラテン語の洗うという言葉(=lava)だと言われています。
アロマテラピー界を代表する精油といってもいいほど有名です。
馴染み深い香りですね(^^)
それは、アロマテラピーの父と言われる、
ルネ・モ-リス・ガットフォセの火傷事件によります。
ルネが大火傷を負った際に効果を発揮したのがこの
ラベンダー精油と言われています。
痛みが引く、水ぶくれしない、キレイに治る。
ということで、とても重宝します(^^)
ラベンダー精油の基本情報
名前 | ラベンダー
イングリッシュラベンダー 真正ラベンダー など |
嗅覚反応分析での分類 | 右上 |
学名 | Lavandula angustifolia |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 花と葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な成分 | エステル類
酢酸リナリル アルコール類リナロール |
注意事項 | 特になし |
ラベンダー精油の薬理作用
代表的なもの、評価が高いものを書いています。
主な薬理作用 | 薬理作用の詳細 | 評価(最高☆5) |
鎮痙攣作用 | けいれんを抑える働き | ☆☆☆☆ |
鎮痛作用 | 痛みを和らげる働き | ☆☆☆☆ |
鎮痛作用(無痛覚) | 痛みの感覚を失わせ、無痛覚にする働き | ☆☆☆☆ |
鎮静作用 | 興奮をやわらげて落ち着かせる働き | ☆☆☆ |
誘眠作用 | 睡眠を誘発する働き | ☆☆☆ |
抗うつ作用 | 落ち込んだ気分を明るくする働き | ☆☆☆ |
筋肉弛緩作用 | 筋肉の緊張を和らげる働き | ☆☆☆ |
血圧降下作用 | 正常よりも高い血圧を下げる働き | ☆☆☆ |
瘢痕形成作用 | 瘢痕(傷跡)を治癒する働き
かさぶたを作ったり、古い傷を治癒する働き |
☆☆☆ |
その他の作用
抗炎症作用
抗菌/抗真菌作用 など
参照:嗅覚反応分析士 入門講座テキスト
嗅覚反応分析士 基礎講座テキスト
ラベンダー精油の禁忌・注意点
用法用量を守れば、特になし
ただし、酸化するとアレルギーを誘発する可能性があるため注意が必要。
使い方・アドバイス
万能精油の異名を持つラベンダー精油。
多くの不調に効果が期待できるため、傷ややけどのケアから精神的なものまで幅広くカバーします。
「ラベンダーは有名だしリラックスできるって聞くし、万人受けするよね!」
という方がまれにいますが、ラベンダーの香りを苦手とする方は意外と多いです。
サロンなどでのお出迎えの香りにはあまり向かないでしょう。
嗅覚反応分析でのラベンダー
嗅覚反応分析的分類では、右上分類となります。
そのため、右上が少ない人にラベンダー精油がおすすめになります。
右上が少ない人の特徴
- おっちょこちょい
- 忘れ物をすることが多い
- 基本的に楽観的
- 暗記や事務作業が苦手
- じっとしとくのが苦手
- 落ち込んでも寝たら割と忘れる
- スマホは調べものよりも遊ぶためのツール
- ラベンダーの香りが好き
※ 全員に当てはまるわけではありません。
【右上用】悩み別メディカルアロマレシピ
首こり・肩こり
<レシピ>
- ラベンダー精油 20滴
- イランイラン精油 10滴
- ウィンターグリーン精油 10滴
- キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:3回
1回の使用量:3~5滴
使い方:患部に塗布
<注意>
アスピリンアレルギーの人はウィンターグリーン精油は使用しないこと。
眠れない/睡眠の質を高めたい
<レシピ>
- ラベンダー精油
- プチグレン精油
- マンダリン精油 など
<使い方>
単品、またはブレンドした精油をディフューザーで芳香浴。
寝る30分前から寝室に香らせておくとよい。
<注意>
同じ部屋で寝る人がいる場合、その人がもし右上が多かったら眠れなくなる可能性があるため注意すること。
緊張しぃ/あがり症
<レシピ>
- ラベンダー精油 10滴
- イランイラン精油 10滴
- プチグレン精油 10滴
- マンダリン精油 10滴
- キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:3回
1回の使用量:3~5滴
使い方:首周辺、またはみぞおちに塗布
<注意>
特になし
※ メディカルアロマレシピを作成するときは、精油の品質に注意しましょう。
※ 精油の使用は自己責任です。持病がある場合等はかかりつけ医にご相談ください。
終わりに
アロマテラピー界を代表する精油、ラベンダーについてまとめてみました。
万能精油の異名のとおり、様々な不調に効果が期待できます。
また、トップクラスの安全な精油の一つで、火傷の際には原液をつけて処置することも多いです。
(繰り返しますが、精油の使用は自己責任です!!)
ただし、万人受けしそうでしないというのがラベンダーの香り。
ぜひ有効に使いこなしてください!