ローズマリー・ベルベノン精油の特徴と効果|嗅覚反応分析|メディカルアロマ
ローズマリー・ベルベノンとは
ローズマリーは、公園に生えていたり、
ご自宅で育てている方も多いのではないでしょうか?
古くから魔除けの香りとして
様々なシーンで使われてきたローズマリー。
料理でも、
お肉や魚の臭みをとったり、
香り付けのために使われたりしています。
ローズマリーの特徴
ローズマリーはケモタイプです。
ケモタイプを簡単に説明すると、
同じ品種でも、生育環境によって含まれる成分が異なるもの
のことをあらわします。 ローズマリーは、3種類にわけられます。
- ローズマリー・ベルベノン
- ローズマリー・カンファー
- ローズマリ・シネオール
今回はローズマリー・ベルベノンについてご紹介していきます(^^)
ローズマリー・ベルベノン精油の基本情報
名前 | ローズマリー・ベルベノン |
嗅覚反応分析での分類 | 左上 |
学名 | Rosmarinus Officinalis |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 花と茎葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な成分 | ケトン類 ベルベノン など 炭化水素類 α−ピネン など |
注意事項 | 乳幼児・妊産婦・授乳中・てんかん患者には用法・用量を守り、注意して使用する。 |
ローズマリー・ベルベノン精油の薬理作用
代表的なもの、評価が高いものを書いています。
主な薬理作用 | 薬理作用の詳細 | 評価(最高☆5) |
脂肪溶解作用 | 体内の脂肪を消費しやすいように溶解する働き | ☆☆☆ |
抗カタル作用 | 粘膜の炎症(特に鼻・咽喉など)を抑制する働き | ☆☆☆ |
粘液溶解作用 | 痰や鼻水などの粘液を溶解する働き | ☆☆☆ |
神経調整作用 | 神経系のバランスを調整する働き | ☆☆☆ |
肝細胞再生作用 | 肝臓の細胞を再生する働き | ☆☆☆ |
瘢痕形成作用 | 創傷を治癒する働き。かさぶたを形成したり古い傷の治癒もする働き | ☆☆☆ |
皮膚組織再生作用 | 皮膚の細胞組織を再生する働き | ☆☆☆ |
その他の作用
内分泌腺調整作用
心臓機能調整作用
胆管排液作用 など
参照:嗅覚反応分析士 入門講座テキスト
ローズマリー・ベルベノン精油の禁忌・注意点
ケトン類を多く含むため、
乳幼児・妊産婦・神経系等の弱い患者、てんかん患者には用法/用量を守って注意して使用しましょう。
使い方・アドバイス
ローズマリー・ベルベノン精油の特徴は、
肝臓/胆嚢などの不調や消化不良におすすめになります。
また、脂肪溶解作用にも優れているので、
痩身のためのブレンドに加えることも多い精油です。
嗅覚反応分析でのローズマリー・ベルベノン精油
嗅覚反応分析的分類では、左上分類となります。
そのため、左上が少ない人にローズマリー・ベルベノン精油がおすすめになります。
左上が少ない人の特徴
こちらの記事にまとめています。
※ 全員に当てはまるわけではありません。
【嗅覚反応分析:左上用】症状別メディカルアロマレシピ
嗅覚反応分析の結果、左上が少ない人にオススメな症状別アロマレシピを紹介します(^^)
<レシピ>
・ペパーミント精油 5滴
・リトセア精油 10滴
・ローズマリーベルベノン精油 5滴
・キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:3回
1回の使用量:3〜4滴
使い方:腹部・背中に塗布
<注意>
乳幼児・妊産婦・神経系等の弱い患者・てんかん患者・高血圧の方には使用しないこと。
<レシピ>
・ユーカリ・ディベス精油 5滴
・ユーカリ・レモン精油 10滴
・ラベンダー・ストエカス精油 10滴
・ローズマリー・カンファー精油 10滴
・ローズマリー・ベルベノン精油 5滴
・キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:3回
1回の使用量:3〜5滴
使い方:みぞおちに塗布
<注意>
乳幼児・妊産婦・神経系等の弱い患者・てんかん患者には使用しないこと。
<レシピ>
・ペパーミント精油 5滴
・リトセア精油 10滴
・ローズマリー・ベルベノン精油 5滴
・キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:3回
1回の使用量:3〜5滴
使い方:胸と背中に塗布
<注意>
乳幼児・妊産婦・神経系等の弱い患者・てんかん患者・高血圧の方には使用しないこと。
※ メディカルアロマレシピを作成するときは、精油の品質に注意しましょう。
※ 精油の使用は自己責任です。持病がある場合等はかかりつけ医にご相談ください。
ロジカルアロマ的ローズマリー・ベルべノンの使い方
ローズマリー・ベルベノン精油は、
空気を読む力をUPしてくれるアロマの一つ!
ローズマリー・ベルべノンが好きな人は、
仕事ややるべきことに注力しすぎて、
周りの声や状況に耳を傾ける余裕がないのかも。
「なんか場の空気読むの苦手だな…」
と感じる場合は、
ローズマリー・ベルベノン精油+バスボムで
リラックス入浴剤を作っちゃいましょう!
<材料1回分>
・ローズマリー・ベルベノン精油 2滴
・レモングラス精油 3滴
・重曹 30g
・クエン酸 15g
・水 適量
<作り方>
1.ビニール袋等に重曹とクエン酸を入れて混ぜます
2.水を少量ずつ加えて、袋の上からこねます
この時、水を入れすぎると発泡が始まります。
霧吹きで一吹きずつ入れるのがおすすめ!
3.精油を混ぜてさらにこねます
4.カタチを整えたら出来上がり!
できたバスボムを38度くらいのぬるめのお風呂に入れて、
30分~1時間程度、ゆったり入浴してみてください。
体がほぐれ、周りの声に耳を傾ける余裕ができる、かも?
ローズマリー・ベルベノンまとめ
ローズマリーは、どのタイプかによって
精油のもつ薬理作用が変わります。
今回のローズマリー・ベルベノン精油は、
- 消化器系
- 痩身系
- 風邪などによる喉・鼻の炎症系
におすすめな精油になります。
別のローズマリーについても順次UPしていくので、それぞれの違いをおさえながら活用していきましょう(^^)
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