皆さんは、アロマテラピーという言葉をご存知でしょうか?
そして、アロマテラピーについて、どんな印象をおもちですか?
僕がアロマの勉強を始めた頃、友達に聞いてみたことがあります。



要約すると、
アロマって何かいい香りのする癒しのやつで時々くさい
ってことになりました(笑)
アロマテラピーとは?
アロマセラピーとも呼ばれますが、同じものをさします。※1
アロマ=芳香
テラピー=療法
アロマテラピー=芳香療法
アロマテラピーとは
“芳香植物を使った療法のこと”になります。
つまり、治療をする、治すということを目的として行うものになります。
そして、アロマテラピーで使う香りの液体のことを精油と呼びます。
※1 aromatherapyをフランス語ではアロマテラピー、英語ではアロマセラピーと発音する。
芳香植物って?
芳香植物と書くと、ちょっと難しそうな気がしますね。
芳香植物とは、薬草やハーブといったものをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

・タイ料理に使われるレモングラス
・スパイスカレーに入れるハーブ類
・風邪引いた時に飲む生姜湯の生姜
・漢方に使われている薬用植物
実は結構身近なところで、薬草やハーブって使われています。
料理にはもちろんのこと、不調の改善や病気の予防、ケガの手当てなんかにも使われてきました。
いい香りだけではない
そう、実は、
アロマだからといっていい香りというわけではない
ということになります。
実際にアロマの勉強を始めてから、数十種類のアロマの香りを嗅いできました。
たしかに、バラやラベンダー、オレンジの香りといったように、とってもいい香りの精油もあります。
ですが、結構
「くっさ!!!」
ってなる精油も多くあります(笑)
薬草、という言葉からは、なかなか良い香りや癒しというイメージはわきづらいですね。
それよりも、体に良さそうとか、効きそうってイメージが強いのではないでしょうか?
アロマテラピーは様々な用途で使われてきた
アロマが活用されてきた歴史を紐解くと、紀元前四千年ほど前にさかのぼります。
また、アロマテラピーという言葉を作った
ルネ・モーリス・ガットフォセは、火傷を負った際の治療にラベンダーを使用しています。
このことからも、アロマテラピーというものは、
いい香りのものというよりは、効果を期待して使うもの
ということが言えそうです。
精油の成分について
精油の中に含まれる成分は、それぞれにいろんな効果が期待できます。
たとえば、ラベンダーに含まれる成分には
・鎮静(リラックス)作用
・誘眠作用
・神経バランス回復作用
といった効果が期待できます。
精油が持っている成分を参考に作られた薬も非常に多く、
たとえばアスピリンは柳の木の皮の成分から、タミフルは八角の成分を参考に作られています。
クローブ(丁子)は、歯医者さんでは局所麻酔を目的として使われることもあり、「歯医者の香り」として認識している人も多くいます。
このように、アロマテラピーは
香りを楽しむというよりは、その成分がもっている働きを有効活用する
という使い方をすることが、本来の言葉の意味に近いように思います。
匂いを嗅ぐだけでは100%発揮できない?
アロマテラピーの効果を活用しようとする場合、その匂いを嗅ぐだけでは、十分に活用できているとは言えません。
たとえば、あなたが肩こりがひどいとしましょう。
アン○ルツの香りを嗅ぐだけですか?
フェ○タスのフィルムを剥がして、匂いを嗅ぎますか?
きっと、塗ったり貼ったりすると思います。
アロマの成分を活用するときも一緒です。
匂いを嗅ぐだけで効果を発揮する場合
体に塗ることで効果を発揮する場合
アロマを最大限活用するには、これらの使い分けをする必要が出てきます。
まずは簡単にアロマを生活に導入できるように、アロマの使い方についての記事を2つ書いています。
次の記事では、実際に体に塗布するための方法をお伝えしていきたいと思います(^^)
あなたの生活に、アロマをプラスするときの参考になれば嬉しいです(^^)