ゼラニウム精油の特徴と効果|嗅覚反応分析|メディカルアロマ
ゼラニウム精油とは
ゼラニウムの特徴
ゼラニウムの語源は、
ギリシャ語で鶴を意味するgeranion、geranosに由来すると言われています。
ローズに似た香りでとてもフローラルなため、香水やスキンケアアイテムにもよく使われます。
ゼラニウム・エジプト
ゼラニウム・ブルボン
など、ゼラニウムの後に産地の名前をつけて区別しているメーカーもあります。
産地により多少成分が違うため、香りもわずかに違います。
個人的にはブルボンのほうが華やかに感じます。
(ただしブルボンのほうがお値段高め)
また、ローズゼラニウムという名前の種類のものもあります。
(和名:テンジクアオイ)
ゼラニウム精油の基本情報
名前 | ゼラニウム・ブルボン ゼラニウム・エジプト ローズゼラニウム など |
嗅覚反応分析での分類 | 左下 |
学名 | Pelargonium graveolens |
科名 | フウロソウ科 |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な成分 | アルコール類 シトロネロール ゲラ二オール リナロール など |
注意事項 | 特になし |
ゼラニウム精油の薬理作用
代表的なもの、評価が高いものを書いています。
主な薬理作用 | 薬理作用の詳細 | 評価(最高☆5) |
---|---|---|
止血作用 | 出血を止める働き | ☆☆☆ |
抗菌作用 | 細菌による感染を抑制する働き | ☆☆☆ |
抗真菌作用 | 真菌による感染を抑制する働き | ☆☆☆ |
収れん作用 | 組織を収縮させ引き締める働き | ☆☆☆ |
抗炎症作用 | 炎症を抑制する働き | ☆☆ |
交感神経安定作用 | 交感神経の過剰または低下した働きを安定させる働き | ☆☆ |
副交感神経安定作用 | 副交感神経の過剰または低下した働きを安定させる働き | ☆☆ |
その他の作用
鎮痛作用(無痛覚を含む)
強壮作用 など
参照:嗅覚反応分析士 入門講座テキスト
ゼラニウム精油の禁忌・注意点
用法用量を守れば、特になし
ただし止血作用があるため、血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は注意して使用しましょう。
ちょっと変わったゼラニウム精油の使い方・アドバイス
ゼラニウム精油の特徴は、なんといっても止血作用。
止血作用を持っている精油は、ゼラニウム以外にはロックローズくらいです。(めっちゃ高い)
子どもの突然の鼻血対策に
- ゼラニウム精油をティッシュに1滴落とします
- 精油をつけた面が内側になるようにティッシュを丸めます。
- 子どもさんの鼻の中にIN!
※ゼラニウム精油が直接鼻の粘膜につかないように、くれぐれも注意してください。
小さな切り傷に
- 切り傷を水道水などで洗浄します
- ゼラニウム精油を1滴傷口に垂らします
- 傷口以外のとこに流れたゼラニウム精油を拭き取り、絆創膏を貼ります
※ 精油の使用は自己責任です。原液使用の際はご注意ください。
嗅覚反応分析でのゼラニウム精油
嗅覚反応分析的分類では、主に左下分類となります。
そのため、左下が少ない人にゼラニウム精油がおすすめになります。
IMタイプでは研究者タイプの人におすすめです。
左下が少ない人の特徴
- リズムネタなどの意味のわからないお笑いが苦手
- あまり感情を表にださない
- 基本的に自分のことは話さない
- お肌や髪のハリツヤが少ない
- カラオケとかうるさいのが苦手
- 人には「見えない」と言われるけど実は繊細
- ゼラニウムの香りが好き
各タイプの特徴はこちらの記事にまとめています。
※ 全員に当てはまるわけではありません。
【嗅覚反応分析:左下用】症状別メディカルアロマレシピ
嗅覚反応分析の結果、左下が少ない人にオススメな症状別アロマレシピを紹介します(^^)
<レシピ>
・ゼラニウム精油 1滴
・ローズウッド精油 1滴
・キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:2回
1回の使用量:2滴
使い方:手のひらに伸ばしてお顔全体に塗布
<注意>
お顔に塗る前にパッチテストを行うこと。
<レシピ>
・ゼラニウム精油 10滴
・パルマローザ精油 10滴
・ローズウッド精油 10滴
・キャリアオイル 10ml
<使い方>
1日の使用回数:3回
1回の使用量:3〜5滴
使い方:下腹部に塗布
<注意>
妊婦・乳幼児には使用しないこと。
<レシピ>
・ゼラニウム精油
・マジョラム精油
・パルマローザ精油
・ネロリ精油 など
合計で20滴になるように
・エタノール 8ml
・精製水 2ml
<作り方>
1.ビーカーに精油を合計20滴入れる
(良い香り!と思うブレンドにしましょう)
2.よく混ぜた後、エタノールを入れる
3.よく混ぜた後、精製水を入れる
4.香水容器にうつしたら完成!
<使い方>
ティッシュやハンカチ(色がつく可能性あり)などにシュシュっと吹きかけ、香りを楽しみましょう。
お肌につける際は自己責任となります。
パッチテストを忘れずに!
<注意>
精油によっては、妊娠中や乳幼児、ホルモン依存疾患の方は使用できないものがあります。
作成の際は、禁忌・注意事項を確認するか、プロの指導の元作成しましょう。
※ メディカルアロマレシピを作成するときは、精油の品質に注意しましょう。
※ 精油の使用は自己責任です。持病がある場合等はかかりつけ医にご相談ください。
ゼラニウム精油まとめ
今日は僕がアロマ界に参入するきっかけになった
ゼラニウム精油についてまとめてみました。
出会った当初は、フローラルでいい香り〜!くらいにしか思っていなかったです。
でも、学べば学ぶほど、ゼラニウム精油は家庭に一本持っとくべき!ということを知りました。
僕は特に包丁の使い方が下手で、時々怪我をすることがあるので重宝してます(笑)
ラベンダー精油同様、ぜひ有効に使いこなしてください!
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